昼寝から目が覚めると、もう夕方の6時半をまわっていた。インフォメーション
で聞いた話しからすると、もう港には船が続々と戻ってきているはずだ。急い
で港に行ってみると、丁度、船が港に戻ってきているところだった。数多くの
船が出ていたらしく、後から後から絶えることなく船がやってくる。その船を
出迎える人達や野次馬が港の周りを取り巻いている。僕もその中に入って
帰ってくる船を眺めていた。昔、「釣りキチ三平」でゲームフィッシングの大
会の話しを見たことがあるけど、実際にこの目で見るのは初めて。港に戻っ
てきた船から人の背丈よりも高いブルーマーリンが計量にかけられる。ゆう
に2m以上はあるブルーマーリンが何本も陸揚げされて、計量される。出場
者が計量の終わったブルーマーリンを車に乗せて走り去っていく。きっと宿
に戻るんだろう。その顔は、「どうだ、俺が釣ったんだぜ。すごいだろう。」と
無言で訴えかけているようで、誇らしげに見える。子供達は尊敬の眼差しで
見送っていた。

大会は3日間、開催されて、今日は2日目。明日、優勝者が決定するという
ことだ。その瞬間も見てみたいと思ったが、帰る前日がかなり慌ただしくなる
なあと思い、これは断念。7時半くらいまで船が戻ってくるのを眺めて、まだ
まだ船は港に続々と戻ってきてるが、そろそろ晩飯を食べに行く。港の近く
のシーフードレストランに直行する。時間的に結構混み合っていたが、ラッキ
ーにもオープンテラスのテーブルが空いていた。そこからなら、港に戻ってく
る船を眺めながら食事が出来る。本日のフィッシュとビールを注文する。船が
沖から戻ってくる姿を見ながらビールを飲む。そろそろ8時になるが、まだま
だ夕陽がまぶしく輝いている。夕陽に照らされながら、戦い終えた船がその
体を休めるために、まだまだ続々と港に戻ってくる。また、明日1日戦うために。
夕陽に照らされた、純白の船体がきらきらと輝いている。その姿が雄々しく、
誇らしく、気高く見える。なんとも美しい光景だなあ。ビール1杯飲み終わる頃
にようやく料理が出てきた。もう1杯ビールを頼んで、食事を始める。本日のフ
ィッシュは白身魚のムニエルで、ガーリックバターソースがけだった。味はもう
しぶんなし。付け合わせに温野菜がてんこ盛りで付いてきた。お店が繁盛して
るのが納得できる味。ボリュームも満点。前のテーブルの人達が前菜のフレン
チフライを4人がかりで食べている。僕も頼もうかと思ってたけど、あの量を見て
頼まなくて良かったと思った。あんなのが出てきたらメインの料理が食べられな
くなっただろう。料理が美味しかったのでデザートを勧められた時に、思わずデザ
ートまで注文してしまった。アイスクリームとコーヒーを頼んで食後はゆっくりとデ
ザートを楽しもうと思っていたが、アイスクリームはさすが酪農王国、とっても美
味しかったがコーヒーはとっても不味かった。ニュージーに来てから旨いコーヒー
を飲んでいないことに気付く。ああ、美味しいコーヒーが飲みたい。なんか無性に
美味しいコーヒーが飲みたくなった。美味しい料理を食べて、美味しいデザートも
食べて、あとは、美味しいコーヒーで締めくくりたかった。最後の締めが甘かった
のでちょっと物足りなかったが、コーヒー以外は非常に満足できるものだった。
食事を終えて、ホテルに戻る。テレビをつけたら、ちょうどグラミー賞の発表をして
いた。テレビを見ていたらいつの間にか眠ってしまった。
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